サバニを乗せてゴロゴロと移動させる船台づくりについて備忘録。

使う材木
自分が船台を作るときは、90mm角の杉の角材を使っています。
直近の価格としては、近所の材木店で杉90×90×4mが税込み2,145円/本でした。防腐処理などがされている場合はもう少し高いかも。
船台のサイズは長さ2mの幅1mで作るので、4mの角材を2本使います。
長さ4mの角材なら、軽自動車でも積載制限の範囲内です。

加工
船台の構造を2m2本×1m3本の井桁形に組む場合。
杉角材を2m×2本、1m×4本にカットします。うちでは丸ノコを使ってます。

相欠きで組むため、丸ノコとノミを使って相欠き加工します。相欠き加工は、丸ノコで45mm掘ってノミとトンカチでパキパキ折って溝を作ります。
2mの角材には3箇所の相欠き。

1mの角材には両サイドの2箇所を相欠き。


相欠きができたら組みます。

ちなみに、2m2本×1m4本で組む場合はこんな感じ。

写真はないのですが、井桁ができたら次に
- キシラデコールなどの木材保護塗料を塗る。
- 組んであるところに上下に貫通穴を開けて、ボルト・ナットで固定。
します。
キャスター
サバニを船台ごと海に入れて使用したいので、ステンレス製のキャスターを使っています。
ビックカメラやヨドバシカメラのネットショップで1個7〜8,000円前後で購入しました。
ちなみに、ハンマーキャスターに問い合わせたところ、「150mmゴム車キャスターはベアリング入りだが、ベアリングもステンレスなので容易には錆びない」とのことでした。とはいえ、海から上がった後には念入りに水道水で流してます。
それと、上記のキャスターは150mmですが、もし台車を移動させる区間に大きな段差がなければ125mmや100mmのキャスターでも大丈夫かも。
このキャスターを、井桁に組んだ角材にボルトナットやステンレスの六角コーチスクリューなどで固定するもよし、高さが欲しい場合は少し板をかまして固定するも良しな感じで、完成。

ズレ落ち防止
それと、近所の浜で海人の小舟を見て知ったのですが、船台とサバニの前後をロープで繋いでおくと船台から船がズレ落ちるのを防ぐのに良さそうです。


というわけで、船台編は以上!
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