LEGO EV3によるロボット大会『WRO Japan2016』に関する案内がリリースされていたので、ざっと競技ルールをチェックしてみました。
WRO Japan2015公式サイト-小中高校生のロボットコンテスト
ミドル競技は去年と同じフィールドを使ったエントリー向けのクラス。今年のミッション(課題)は「ライントレース&色判断&ブロック運搬」とされ、詳細は以下のとおり。
競技エリアのスタートエリアからロボットがスタートし,ライントレースをしてゾーン 1に移動する.ゾーン1には,戻るべきゴールゾーンの位置を示したカラータイルがある. ロボット本体(NXT,または EV3 本体)が完全にゾーン1に入ったあと,黒ゾーン B に 移動し,円柱の上にあるオブジェクトをロボットに搭載後,カラータイルで指定されたゴ ールゾーンに移動する.本体(NXT,または EV3 本体)が完全にゾーンに入り,どの壁 にも触れずに 3 秒間静止し,ミッションは終了とする.
そして今回は、共通・ミドル各ルールに新しい項目がいくつか追加された様子。
- [ミドル競技ルール ] ライントレース区間のラインは次の条件の下,大会当日の朝に発表される(図中のラインは例である).
- [ミドル競技ルール ] EV3 ブロックには project ひとつしか入れてはならない.プロジェクト名は”WRO2016”,実行ファイルの名称は”run”でなければならない.
- [共通ルール] ロボットは規定された「組み立て調整時間」に,部品初期状態から組み立てなければならない.
- [共通ルール] 各チームは(紙やデジタルを含め)いかなる形式であっても文字で書かれたもの,図解したもの,写真による組み立て指示書を使用してはならない.
これらの内容で、昨年に比べて競技の要素がかなり明確になった印象です。センサーはきちっと使い、条件分岐もロジック内で。
そして、共通ルールによれば、ミドル競技の「組み立て調整と試走時間」は120分。この間に自分のロボットを0から組み立てて試走まで済ませるのはなかなか大変そうだけど、なにより子どもが自分の手で組み立てられるロボットで参戦するというルールになったのはとても素晴らしいと思う。まさに小中高校生のロボットコンテスト。
モモはどうするかな、聞いてみよう。
LEGO® MINDSTORMS® Education EV3
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