CoderDojo巡りをしてきました

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お仕事で東京に行く用事が有ったので、あわせてCoderDojoの見学もしてきました!

CoderDojoとは

CoderDojo は7〜17歳の子どもを対象にしたプログラミング道場です。2011年にアイルランドで始まり、世界では66カ国・1,150の道場、日本では全国に64以上の道場があります (2016年11月現在)。
CoderDojo Japan – コーダー道場ジャパン

という感じの取り組みです。

営利で運営されている有料のプログラミングスクールとは違って、ボランティアによって運営される無料の学びの場です。特にカリキュラムが決まっているわけでもなく、子供たちは自分たちの興味やレベルに応じてプログラミングが学べ、わからない所をメンターと一緒に考えるというスタイルです。

そんな場が地元にも有ったらいいなと漠然と思っていたところ、タイミングよく東京で開催されているDojoを見学することが出来たので、ざっとまとめておきます。

CoderDojo 調布

まず最初に見学させてもらったのは、調布市国領駅の近くで開催されているCoderDojo 調布。こちらは、今年の9月に第1回が開催されたまだ比較的新しい道場ですが、とはいってもチャンピオン(主催者)の石原さんは日本で最初のCoderDojo(Tokyo)の立ち上げにも参加された方なので、もう超ベテランです。

9:30 まず最初にCoderDojoについて、当日のタイムスケジュール、施設の使い方の説明などが有って、それからメンターさんの自己紹介タイム。ここでは、各メンターさんがそれぞれ気になるプログラミング教材の紹介やScratchのカリキュラムなどを一緒に紹介されていたのが、とてもいいなと思いました。

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10:00 ここからは各自、自由にプログラミングを行います。Scratchで各々プロジェクトを進めたり、Processingで三角関数を使ったグラフを描画する子、Javascriptで電卓を作る子など本当に様々。中には、自分の作業の手を止めて、メンターさんが紹介したScratch + Minecraftや、Scratch + MiPに興味を示す子もいたり。

11:10 各自ひと言ずつ、約30分成果発表を行いました。この日は各発表者の周りにみんなが集まって、作った物の紹介や、難しかった点や今後の予定などを発表するスタイルでした。

そして片付けて撤収。メンター陣の充実っぷりや会場のアクセスの良さもとてもいい感じでした。

CoderDojo渋谷

続いて翌日は、急遽お願いしてCoderDojo渋谷を訪問させて頂きました。この日は、

第1回 プログラミング体験会:初心者向けにScratchを学習します。

ということで、Scratchをみんなで学ぼうという内容でした。

こちらも、まずDojoの説明があってから子供たちの席を「初心者」と「経験者」で大まかに分けて、学習タイムスタート。

初心者グループはメンターと一緒にネコ逃げのプログラムを進め、経験者の子たちはそれぞれ自分の思うプロジェクトを進めていました。乱数を使ったボールから逃げるゲームや、オホーツクに消ゆ的なアドベンチャーゲームなど、Scratchといっても作品は様々。

発表タイムは約20分で、子供たちが2グループに分かれてもう一方のグループの子達の作品を見て回るというスタイル。ただこれだと、同じグループのこの作品が見れないので、次回への改善点となっていました。

内容を(Scratchなどに)絞って、まずは子供たちがプログラミングの楽しさを知って帰るという意味ではネコ逃げは鉄板の素材で、かつメンターが少なくても対応しやすくていいなと思いました。

CoderDojo Tokyo

渋谷のあとは、この勢いで下北沢のCoderDojo Tokyoへ。こちらはOSSカフェ内で開催されているということも有って定員は6名と比較的少人数の道場です。調布や渋谷と違って毎週開催されているそうですが、立地や知名度も有るせいか、定員の割に参加希望者が多くて毎回多くが(参加できずに)涙をのんでいるんだとか。

ここでは、Hour of Code 2名、Scratch 1名、Unity 1名にProcessing1名という構成。メンターさんたちも多く、和気あいあいと楽しそうにプログラミングを進めているのが印象的でした。

毎週開催とか大変そうだなとメンターさんに話を伺うと、できるだけ運営に関わる準備や作業を少なくして、負担を減らすことを心がけているんだとか。継続運営には欠かせないノウハウが全国の道場にもたくさんあるんだろうなーと感じました。

というわけで、なんともタイミングよく、3ヶ所の道場を見学させていただくことができました。その感想として、

  • 子供たちが各自のレベルや興味に合わせたプログラミングを学べるのが良い
  • お友達同士で刺激し合えるのも良い
  • 親も子供に付き添えば、親子で一緒にプログラミングを楽しめるのも良い
  • 高額な月謝を払わなくてもいいので敷居が低いのも良い
  • PCがなくても、ScratchJr や Tickleなら、iPad持参でも参加できそうなのも良い
  • 道場によって特徴が異なり、その地の状況に応じた運営ができるのも良い

ということで、やっぱり自分の地元にもこんな場が有ったらいいな!

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