IFTTTと連携するためのScratch拡張を作ってみた

子どもたちが機械学習を活用するための書籍が出版されました。石原さんのML2ScratchやGoogleのTeachable Machineを活用して、ScratchだけでAIプログラミングを楽しむ方法がぎっしり詰まってます。小学校高学年〜大人まで、とにかく超おすすめです。

Scratchの独自拡張

ところで、この書籍でも扱われているML2Scratchもそうですが、オリジナルのScratchでは提供されていない機能をScratchで使うために、独自拡張という方法があります。これは Japanese Scratch-Wiki でも紹介されている機能で、だれでも自由に実装することができます。

というわけで、自分も勉強がてら拡張機能を作ってみました。

Scratch3-IFTTT Webhooks
https://github.com/NorifumiOgawa/iftttWebhooks

主な機能は、ScratchがIFTTTを経由して他のサービスと連携します。

IFTTTとは、WEBサービスやプロダクトをつなげてくれる機能を提供するサービスです。

https://ifttt.com/

これを使って、

  • Scratch → IFTTT → LINE Notify
  • Scratch → IFTTT → Gmail 送信
  • Scratch → IFTTT → Twitter 投稿

といった事ができるようになります。

それ以外にも、IFTTTは膨大な種類のサービスと連携しているので、実現できることはアイディアと組み合わせ次第です。

実際にこの独自拡張を加えたScratchはstretch3(Scratch拡張機能の目抜き通り)で公開されています。
https://stretch3.github.io/

以下は、ML2Scratchで特定の人の顔が認識されたときに、IFTTT経由でスマートロックを解錠するという仕組みをScratchで実装した例です。

注意点

というわけで、IFTTTと連携するといろんな事ができるようになるのですが、IFTTT自体をはじめ、多くのWEBサービスには利用規約などによって年齢制限が設けられています。児童オンラインプライバシー保護法 (COPPA) によるもので、利用者の年齢が13才以上であるか否かがその目安になります。子供の年齢が利用可能な年齢に達していない場合は、ぜひ親子で一緒に取り組むといいと思います。😊

参考)各社の利用規約

追記

今回作った拡張機能を https://stretch3.github.io にも追加してもらいました!ML2ScratchやTM2Scratch、micro:bit MOREやQRコードといった魅力的な拡張とも組み合わせて活用できるようになりました😆


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