ステップワゴンの電動スライドドアを 72560SLJJ03 で修理してみた

走行距離が20万キロを超えた我が家のRG1ステップワゴン、電動スライドドアがスムーズに開閉できなくなったので、部品を取り寄せて修理してみました。

このステップワゴンの主な用途は子供たちの通学や習い事の送迎ということもあってか、故障したのは「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」で開閉しまくった後部座席左側のスライドドアです。

開閉操作するとドアが反応して動き出しはするものの、途中でゴトゴト引っかかったような感じになって、止まってしまいます。最初は、ドア下部のレールになにかゴミでも挟まってるのかと思ったのですが、そうではありませんでした。

故障の原因と思われるのは、どうやらこの部品。「ローラーASSY., L.スライド」という名前で、部品番号は「72560SLJJ03」でした。

念のため、ホンダのディーラーでこの部品が原因であることを確認してもらい、交換作業は自分で行う「部品注文のみ」ということでお願いしました。ちなみに部品のお値段は消費税込み6,429円。

数日後、部品が届いたので、いよいよ作業開始です。

まずは、部品があっていることを確認。

あれが、これに変わる予定です。

まずは、なんと3列目左側のシートを外します。というのもこのスライドの部品交換をするためには、スライドレール上部の細長いパネルのようなカバーを外す必要があるのですが、車内側からナットで固定されているため、シートと内張りを外す必要があるのです…😭

まずは、3列目左シートを跳ね上げます。

それから、シートの付け根付近のカバーをパカパカ外していきます。隙間にマイナスドライバーを突っ込んでこじれば簡単に外れます。

シートは2本のボルトで固定されています。まずは左側から外しました。その際、シートは必ず上部の吊り下げフックを掛けて落ちないようにしておきます。フリーにしておくと重さがあるので危険です。

右側も同様にボルトを外します。

2本のボルトを外すとシートがフリーになるので、撤去します。

次に、内張りを外していきます。隙間を見つけて、剥がしていきます。

ちなみに、この内張りは下の写真のオレンジ色のパーツと、周囲の内張りとの接点の爪で止まっているので、その部分を意識してパカッと外していきます。特殊な工具は不要でした。

こんな感じで抜いていきます。

さて、内張りを外すとこんな感じです。更に赤枠の部品を外します。それぞれ、太いケーブルが繋がっていて完全に取り外すのは難しいので、ボルトを外したらぶら下げておきます。

こんな感じになります。奥に見えるが目的のナットです。これを外します。

そしたら、テールランプのユニットを外します。ボルト2本です。

テールランプを外すと、最後のボルトがこれ!

これを外すと、ようやく目的のカバーを外すことができます。パカっ!

止まっているのはたった4か所なのに、なかなか大掛かりです。

では、部品交換に入ります。まずは、交換部品を外してもドアが落ちないように車載のジャッキで固定しておきます。

それから、メガネレンチで2ヶ所ナットを外します。

ナットを2つ外したら、ドアからパーツを外し、車体側のワイヤーも外します。前後2か所です。ワイヤーを挟んで引っ張るのにペンチがあると楽(というか必要)です。

外した部品と新品部品の比較。

ドアがスライドする際にレールの中でガイドをしていると思われるプラスチックのパーツが完全になくなってました。これが原因で、ドアがガタついて開閉の途中で止まってしまっていたんですね。なるほど。というか、酷使しすぎですね😅

ということで、新品部品を取り付けます。この取付作業、結論から言うとワイヤーの固定がかなり大変でした。ワイヤーをテンション掛けながら交換部品に前後2ヶ所掛ける必要なのですが、テンション掛けるのが大変!なんとなく感じたコツとしては、まずは前方のワイヤーを固定したあと、ドアとの固定部を上(ワイヤーをはめる部分が手前側に見える向き)にして、後方のワイヤーをペンチで引っ張りながらはめ込む感じでうまくいきました。それができたら、ドア側を固定します。

そして、外したパネルを戻します。3つのナットを忘れずに。

それでは、ドアを動かしてみます!

成功!新車並みのスムーズさ…😆

というわけで、あとは、内部の内張りや椅子を戻して完了です。

今回は想像していたより大掛かりな作業になりましたが、特に特殊な工具も不要(使った工具は、ラチェット、マイナスドライバーぐらい)で確実に進めていけば自分で直せる故障だということがわかりました。所要時間はおおよそ3〜4時間ぐらい。

というわけで、ステップワゴン電動スライドドアの修理は以上です!😆


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