恩納村のOISTで開催されたTedxRyukyu2013に行ってきました。
TEDといえば、世界中のあらゆるジャンルで活躍する人々がそれぞれの体験を元にプレゼンテーションをするカンファレンスです。
その様子は動画として TED: Ideas worth spreading でも公開されているので、ネットと興味さえあればいつでも自由に試聴する事が可能です。
一部の動画には翻訳ボランティア “The TED Open Translation Project”による字幕まで付けられているので、子供でも十分理解可能な内容です。
また、NHKでも「スーパープレゼンテーション」として、その内容が放送されていますね。
学校や塾の先生からの教材がインプットのメインだった今までとは違って、様々なプロフェッショナルから直接話を聞く事が出来るというのはなんとも素晴らしい事だなと思います。
そのTEDの琉球版ともいえるのが、 TEDxRyukyuで、公式サイトによると前回2010年に次いで今回2度目の開催だそうです。
完全招待制のイベントですが、今回運良く入場申し込みの抽選をクリアする事が出来たので行ってきました!
開催されたのは恩納村の沖縄科学技術大学院大学です。
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、平成23年11月、沖縄県恩納村に創立された新しい大学です。世界最高水準の教育研究を行うことにより、沖縄の自立的発展と世界の科学技術の発展に貢献することを使命としています。
沖縄の西岸沿いの高台にあるので、降車からの眺めは素晴らしいです。
今回のカンファレンスはビデオプレゼンテーションとライブプレゼンテーションで構成され、実際に登壇された15人のライブプレゼンターからもとても興味深く貴重な話を聞かせてもらう事が出来ました。
あまりに内容が濃かったので、個人的に頭に刻んでおきたいと思った点をいくつかピックアップしてみます。
- 限界を超えれば成長する
- 教師には情熱が必要。I can do it! & Try again!
- 自然から得たヒントを実社会の課題解決に。何かを無から作り出す事は出来ない。
- ジェームス・キャメロン: 「アバター」を生み出した好奇心
- 人工衛星の技術に折り紙
- 沖縄の色彩
- スー・オースティン:車椅子で海中散歩
- ネガティブ意見が多い=自分が一番最初に実現できるチャンスをもらった
- 音、見えないデザイン
- 軍は嫌いだけど軍人は好き。ヤマトンチュは好きだけど政府は嫌い。
- 病院での死は勧めない。家には人生や夢がある。
- 誰にも話せないが故に身近に居るかもしれない。
- やりたい事、ワクワクする事を見つけて没頭する。
- 失敗は次に繋がれば意味がある。
- 画一的な価値や概念から多様性にシフト
- 希望を持とう。愛情を持とう。
- プレゼンは技術じゃなくて想いです。
これら以外にも心に刺さるポイントは本当にたくさん有って、どのプレゼンを聞いていても鳥肌が収まらず、(最近涙もろくなったのを差し引いても)何度も涙してしまいました。
今回初めてTEDxイベントに参加して感じたのは、登壇する“何かを追求し続けた人”の経験談は、人をひきつけ、その好奇心や感性を多いに刺激する力を持っているということと、そしてこれらの話は子ども達はもとより学ぶ人とその教育に関わる人たちにとっては特に貴重なものだろうなという事でした。
そして、チャンスがあればぜひTEDxの会場でその話をプレゼンターの口から直接聞く事で、更に貴重な体験が出来ると思いました。
同じ刺激されるのでも、書店で自己啓発本を手にするのとは全く次元が違うなと。
ちなみに、TEDxRyukyuへの参加は無料です。
休憩時間にはスポンサーさんからのランチやスナックなどもたくさん提供されていました。
スポンサーさんをはじめ、主催者やボランティアの皆さん、本当に貴重な体験をありがとうございました。
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